ミュージックマウス

ちゅーちゅー(ねずみ)による音楽を中心とした雑記ブログ。歌詞やライブだけでなくMVの世界観やストーリーにも注目します。

欅坂46「避雷針」を考察する 生きづらさを感じている人に向けた曲

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 こんにちは。ちゅーちゅーです。

本記事では欅坂46の「避雷針」という曲を考察します。

ちなみに欅坂46の曲は以前もレビューしました。

www.mousemusicblog.com

今回の曲はエキセントリックとはまた違った曲となっています。

www.youtube.com

 

1.避雷針とはどのような曲か?

避雷針の歌詞は以下の通りになっています。

www.uta-net.com

 

避雷針は色々な解釈が出来る曲ですが、僕は人間関係に疲れて心を閉ざしている生きづらさを感じている人に対しての欅坂46なりの応援歌だと感じました。

 

2.歌詞を解釈してみる

※ちなみに以下からは自分なりの勝手な解釈であって、正解とかでないので、そこのところはご了承ください。

2-1.1番Aメロ

遮断機降りたままの開かずの踏切みたい
心を閉ざして僕をいつまで待たせるんだ
君っていつも何か言いかけて 結局言葉飲み込むよ

※歌詞より

 欅坂の曲にたびたび登場する踏切ですが、この歌詞では「遮断機降りたままの踏切みたい」と表現されています。欅坂の世界での踏切は心を表していることが多いです。つまり心を完全に閉ざしていると考えられます。

「君っていつも何か言いかけて結局言葉を飲み込むよ」は人間関係に疲れて助けを求めたいけど助けを求める勇気がなくて結局言葉飲み込んで心を閉ざしてしまうと解釈しました。

古着が好きなのは 知らない誰かになって
本当の自分隠して演じてみたいだけ
今日の生き方も 誰かのお古なのか どうせまたフリマ行き

※歌詞より

 「古着が好きなのは~どうせまたフリマ行き」の部分の歌詞は、この曲の主人公は自尊心が全くなく自分が嫌いなことを表していると解釈しました。自分のことが嫌いのため他の人になって自分を隠したい。毎日違う人になってみている。そんな生き方をしていることを表していると思います。

2-2.1番Bメロ

どうでもいいけど どうでもよくないし どうにでもなればいい
毒にも薬にもならない日常を チクタクとただ繰り返す無駄が僕たちの特権だと主張して
もったいない生産性がないとか大人から見れば腹立たしい

※歌詞より

 この歌詞は生きていることがどうでもよくなって何となく生きていることを表していると思います。「毒にも薬にもならない日常」という表現がすごく上手いと感じました。

君は何を放棄したんだ そして何を諦めたんだ
でもそんなに不幸に見えないのはなぜ

※歌詞より

 この歌詞はそんな日々を生きている主人公を見て、こんな生き方をしているのに不思議と不幸に見えないと歌っています。これは一見不幸そうに見えてなぜか魅力を感じていると歌っていますが、そんな日々でも自分らしく生きていることに魅力を感じたからだと解釈しました。

2-3.1番サビ

君が気になってしまうよ ああ面倒くさいその存在
だって誰も理解できない ネガティブネガティブネガティブ暗い目をしている
そんな不器用さを守るには僕がその盾になるしかない
世の中の常識に傷つくのなら君の代わりに僕が炎上してやるさ
いつだって傍で立っててやるよ 悪意からの避雷針

※歌詞より

 サビの部分では社会で生きづらさを感じている主人公に対してなぜか魅力を感じてしまうということを歌っています。これは、一般の人からは理解されにくい生きづらさを持っていてもどこかで誰か魅力に感じる人がいる。つまり誰かから必要とされているというメッセージが込められていると解釈しました。

2-4.2番Aメロ

警報機 鳴りっぱなしで意思なんか通じない
上下線 何回 通り過ぎれば開くんだろう?
ずっと前から知っていたはずさ 電車なんか来ないって...

※歌詞より

 この歌詞も踏切を表しています。恐らく2番も主人公は心を閉ざして誰とも関わりたくないことを表現していると解釈しました。

一人が楽なのは話さなくていいから
わかってもらおうなんて努力もいらないし...
何も関わらず 存在知られたくない フェードアウトしたくなる

※歌詞より

 この歌詞も心を閉ざしていることを表しています。人間関係に疲れて人と関わったら傷つくから誰とも関わりたくない。そのままこの世にいない存在になりたいという表現が込められていると解釈しました。

2-5.2番Bメロ

それでもいいけど...
それでも息をして...
それでも生きているし...
いくつの扉を閉めたり鍵を掛けて引きこもってじっとして
ただ儚すぎるこの若さ萎れるまで
使い切れず持て余す時間 過保護な夢を殺すだけだ
僕は何に惹かれたの?
僕は何に期待するの?
僕も不幸に見えると言うのか?

※歌詞より

 まず主人公は自尊心が低いです。「それでもいいけど~それでも生きているし」では自分は価値のない人間だけどそれでも生きていると主人公が思っているということを表していると思われます。

「いくつの扉を閉めたり~過保護な夢を殺すだけだ」では、扉を閉めて鍵を閉めるという表現から主人公は心を閉ざしている。次の「ただ儚すぎるこの若さ萎れるまで」で自分自身はこの命が尽きるまで心を閉ざしていたいということを表していると思われます。

「僕は何に惹かれたの?」からの表現はそんな主人公に惹かれた人に対して、どうして惹かれたのかを問いかけていると思われます。

2-6.終盤

無関心は味方だ
(君は感動のない眼差しで僕を見ていた)
いつだって味方だ
(信じることは裏切られること 心を開くことは傷つくこと落雷のような悲しみに打たれないように...)

※歌詞より

 この歌詞では、主人公は誰かから惹かれていることに気がつきますが、それでも傷つきたくないため無関心を貫いていると思われます。無関心を貫いている理由は(信じることは裏切られること 心を開くことは傷つくこと落雷のような悲しみに打たれないように...)という歌詞でまさに直接書かれています。

僕はどっち側にいるの?
AH- 扱いにくいその価値観
だから
きっと目を離せない
ポジティブ ポジティブ ポジティブ
君は君のままで...
どんな理不尽だって許容できるさ
気配を消して支える

※歌詞より

 主人公は自尊心がなく心を閉ざしているため関わりにくい存在です。しかし、それでも目を離せない魅力があり惹かれていることを表していると解釈しました。

重箱の隅を突かれたって
僕が相手になってやる
平凡な日々を今約束しよう
ここにあるのは愛の避雷針

※歌詞より

この歌詞では、どんなにネガティブで自尊心のない主人公でも守ってやるということが書かれています。これはどんなに自尊心がなくてもネガティブでも心を閉ざしていても必ず味方はいるという事を表現していると解釈しました。

つまりどんな人間でも必ず味方はいるという事が書かれている曲ですね。

3.MV考察 

MVにも様々なメッセージが込められています。

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MVでは平手さんは一人で夜道を歩いています。恐らく心を閉ざしている側の人間を表していると思われます。

 

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他のメンバーはまるで平手さんを探し回るかのように歩き回っています。そのことから主人公に惹かれている側の人間だと解釈出来ます。

平手が憂鬱そうに頭を抱える姿や、メンバーによる壁や盾を表しているようなダンスが入ります。最後には平手さんと他のメンバーが合流し一緒に踊ることから、この歌詞の世界観を忠実に表しています。

 

まとめ

避雷針を最初聞いたときはただの心を閉ざしている人間の気持ちを歌った曲だと思っていましたが、実際によく考察してみると「どんな人間でも味方はいる」という素晴らしいメッセージが込められている曲だと気がつきました。

個人的に「古着が好きなのは知らない誰かになって本当の自分隠して演じてみたいだけ」という歌詞はすごい好きです。 

カップリングの曲の為、シングル曲と比べると知名度は低いですがこの曲の魅力をぜひ伝わったらと思います。

 

 

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