ミュージックマウス

ちゅーちゅー(ねずみ)による音楽を中心とした雑記ブログ。歌詞やライブだけでなくMVの世界観やストーリーにも注目します。

【映画考察】結局人は他人の幸せを喜べないのか 就活の映画 ”何者”

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こんにちは。ちゅーちゅーです。

皆さんは就活の経験はありますか?

私はあります。

就活は何年も前の出来事ですので懐かしく感じます。

今回は、大学の新卒就活を描いた「何者」という映画を紹介します。

 

 

1.あらすじ(ネタバレなし)

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人である光太郎の引退ライブをぼーっと見ていた。気がついたら横にいたのは、光太郎の元彼女で、拓人のクラスメイトでもあった瑞月。そして、瑞月の留学時代の友人、理香と、その彼氏で同棲中の隆良。

ひょんなことから、この5人がつながり、理香の家を就活対策本部として共同で就活を頑張っていくことに。

5人はそれぞれの思いや事情を胸に、就職活動は進んでいくが、やがて事態の進展とともに、5人の友情や人間関係も思わぬ方向に流れていく・・・。

 

 

・登場人物

二宮拓人 - 佐藤健

主人公。社会学部。学生サークルで演劇の脚本を作っていたが、就職活動を機にやめる。観察能力が高く、細かなことに気が付く。

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神谷光太郎 - 菅田将暉

二宮の友人で、ルームシェアをしている大学生。社会学部。学生時代はバンド活動に注力していた。性格は明るく、コミュニケーション能力が高い。 

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田名部瑞月 - 有村架純

二宮の片思いの相手で、小早川の友人。社会学部。光太郎に片思いしており、一度告白して振られている。米国でインターンシップを経験。5人の会話の中ではどちらかというと聞き役。

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小早川理香 - 二階堂ふみ

二宮・神谷の部屋の上の階に住む大学生。外国語学部国際教育学科。留学生交流会で田名部と知り合い、宮本とは付き合って三週間ながら同棲している。米国留学を経験。就職活動に対する意識がとても高い。毎日のできごとをポジティブな言葉で脚色したツイートを慣習的に行う。

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宮本隆良 - 岡田将生

二宮と神谷の上の部屋に住む大学生。小早川の彼氏。小早川とは付き合って三週間ながら同棲している。小早川と同じ部屋に住んでいるため他3人が部屋に来たときも話に加わる。就職活動のありように批判的であり、当初は就職活動をしないと言っていたが、のちに4人に隠れて就職活動するようになる。

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サワ先輩 - 山田孝之

二宮と親交のある先輩。大学院二年。

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ギンジ

学生サークルで二宮とともに演劇の活動をしていた元大学生。大学をやめて自分の小劇団を設立し活動している。

 

2.あらすじ(ネタバレあり)

以降からネタバレありです。

 

主人公(拓人)は理香の家を就活対策本部として5人(拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良)共同で就活を頑張っていくことになった。

しかし隆良に対して、初対面の印象や斜に構えたツイッターの文面から、拓人がかつて活動しケンカ別れした「劇団プラネット」での相棒のギンジと似たような「痛さ」を感じ苦手意識を持つのだった。

また、主人公(拓人)は理香に対しても就活用の名刺を作ったりと無駄に意識が高い姿に対して痛い目で見てしまう。

そして、就活が進んでいくうちに最初に瑞月が内定が出る。瑞月は家庭の事情で本命の外資へいく夢をあきらめ、大手通信会社のエリア職に行くことにした。

続いて、光太郎も中堅出版社に内定が出た。高校からの憧れの出版社に決めました。

 

なかなか内定の出ない主人公(拓人)は明日の面接に備えてプリンターを借りに里香の家に借りに行く。

しかし、そこで主人公(拓人)は里香のパソコンのブラウザのキャッシュに残っていた「全日通信エリア職ブラック」という瑞月の内定先についての検索履歴を見つけてしまう。

更に里香は、主人公(拓人)のスマホの検索履歴から「総文書院2ちゃんねる評判」という光太郎の内定先についての検索履歴を見つけてしまう。

お互い口論になるが、理香は主人公(拓人)の「何者」という他の4人を見下しているツイートをしているTwitterの裏アカウント「@何者」の存在を見て、激しく非難する。

その後、主人公(拓人)は部屋を出ようとすると就活に対して真面目になった隆良から「就活2年目なんだから、色々教えてくれ」と言われてしまう。実は、主人公(拓人)は就職浪人中の就活2年目であることが発覚してしまう。

周りの友人が必死に就活に頑張っている姿を冷笑するツイートをしている主人公(拓人)こそが一番痛々しい姿なのでした。

その後、反省した主人公(拓人)は、たどたどしながらも自分の正直の気持ちを伝えるために面接に向かうのであった。

 

3.考察

3-1.就活のリアルな姿が描かれている

面接やグループディスカッションなど就活の雰囲気が忠実に再現されているため、就活生はぜひ見た方がいいと感じられました。

また、意識高い系の人や真面目系の人など就活でよく見るタイプの人も忠実に再現されている為、就活やっている人からは「こういう人いる!」と感じられると思います。

 

3-2.主人公はなぜ内定が取れなかったのか

これは、他人を評価・批判する事に時間を費やして、あたかも自分が優位になっている錯覚に陥ったからだと思います。
これにより、自分と向き合うことに現実逃避をしてしまい

その結果自身と向き合う時間を減らてしまい自分の本音を面接官に伝わらなかったからだと思います。

実際Twitter上だけでなく、現実やネットニュースのコメント欄にも他人を批判ばかりして、あたかも自分が優位だと思っている人はたくさんいます。

ですが、それは自分の嫌なところと向き合うことから逃げているということであり、カッコ悪い姿ながらも自分と一生懸命に向き合っている姿の方がカッコいいということを伝えたかった映画ではと感じました。

 

3-3.裏垢が発覚した後のシーンは怖い

映画最終盤、主人公(拓人)が裏アカウント「@何者」に書き込んだ内容を物語序盤からのシーンと合わせて走馬灯のように振り返りながら思い出すシーンの演出は人の闇の部分を映し出している演出で怖さを感じました。

Twitterに対しての見方が変わってしまいました笑

 

3-4.一番の見どころは”クライマックスの面接のシーン”

個人的に一番のお気に入りのシーンは一番最後の面接のシーンです。主人公(拓人)は、裏垢発覚後に反省し面接を受けるのですが、その際は必死で自分の言葉でたどたどしながらも伝えようとしている姿が印象的でした。

やはり違う次元から周りの人を批判して優位に見せているよりも、カッコ悪い姿ながらも自分の気持ちを必死で伝えようとしている姿の方がカッコいいということがよく分かりました。

 

4.主題歌

劇伴音楽と主題歌には中田ヤスタカを起用。そして、米津玄師をVoに据えた中田ヤスタカの主題歌「NANIMONO」はとても素晴らしかったです。歌詞だけでなくPVもまた素晴らしいです。

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5.まとめ

考察は以上となります。最初は普通に就活に頑張っていく青春ストーリーかと思えば、最後にどんでん返しが来て驚きました。就活生だけではなく社会人にもぜひ見てほしい作品となりました。

自分も他人を批判してばかりではなくカッコ悪いながらも必死で頑張っていきたいです。

 

 

 

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