望遠のマーチは2018年7月23日に配信された配信限定シングルです。「妖怪ウォッチ ワールド」のCMソングとなっています。
この「望遠のマーチ」は自分の居場所について描いた曲と感じました。
さっそく歌詞を考察していきます。
1.心の中の本音を歌った曲
渇いた喉が震えて 聞こえない言葉を呟いている
皆集まって 全員ひとりぼっち※「望遠のマーチ」の歌詞より 作詞:藤原基央
まずこの曲は自分の居場所について描いた曲です。
”渇いた喉が震えて聞こえない言葉を呟いている”から本当は辛くて助けを求めているけど誰にも伝わっていない様子が描かれています。
”皆集まって全員ひとりぼっち”はその場に人がいてもそれぞれ孤独を感じていることです。
嘘と本当に囲まれ 逃げ出す事もままならないまま
※「望遠のマーチ」の歌詞より 作詞:藤原基央
周りに社会の闇に囲まれ逃げ出すことの出来ない状態だと分かります。
つまり、この曲の主人公は社会の闇に揉まれ逃げ出すことの状態だから助けを求めているけど誰にも伝わらないまたは誰も助けてくれない状態であることが分かります。
社会はとても辛いことばかりで更に誰も助けてくれなく孤独を感じることがあります。そんなことを思っている主人公の曲であります。
2.辛かったら逃げ出してもよい
そんな辛い想いをしている主人公ですが、この曲では辛いことがあったら逃げ出していいというようなメッセージも込められています。
与えられた居場所が 苦しかったら
そんなの疑ったって かまわないんだ※「望遠のマーチ」の歌詞より 作詞:藤原基央
上記の歌詞では、今いる場所が辛かったら疑ってもいいよというメッセージがあります。
辛いときはつい今いる場所を客観的に見ることも出来ないです。更に自分が出来ていないからだと思い理不尽な状況でも自分を追い詰めて頑張ろうとします。つまり自分のせいだと決めつけてしまうということです。しかし、そればかりやると自分の心を壊してしまいます。
それだから、今いる場所が辛かったら自分ではなく今いる場所が悪いだと疑ってもいいということです。
これは仕事でも言えそうですね。
今いる職場が理不尽な状況で辛かったら会社を疑ってもいいということです。つまり、自分が悪いのではなく会社が悪いと捉えていいということです。
体は信じているよ 君の全部を
叫びたい言葉が輝いている※「望遠のマーチ」の歌詞より 作詞:藤原基央
”体は信じているよ君の全部を”という歌詞があります。これは、自分の体は自分の全てを信じています。それはやはり一番長く一緒にいるからです。自分の行動は体は信じています。だから自分の体は大事にしようということです。その為、無理をしないで辛かったら逃げ出して自分の体を守るべき。そんなメッセージがあります。
また”叫びたい言葉が輝いている”の歌詞ではまさに自分の本音が輝いているということです。だから自分を押し殺さないで自分のやりたいようにやるべきです。
辛かったら逃げ出してもいいよではなく、辛かったら自分の居場所を疑って、それで逃げ出して自分の体を守れ!というメッセージが込められているようにも感じます。
3.どこへ”いこうよ”なのか
いこうよ いこうよ
嵐の中も その羽根で飛んできたんだ
いこう いこうよ※「望遠のマーチ」の歌詞より 作詞:藤原基央
この曲に何回も出てくる”いこうよ”。これはどこに”いこうよ”なのでしょうか。
これは歌詞の流れからして、本当の自分の居場所にいこうよと捉えられます。
そんな辛い場所に閉じこもってないで今すぐ逃げ出して本当の自分の居場所にいこうよということです。
世の中理不尽なことが多いです。そしてブラック企業と呼ばれる会社もあります。もし自分の居場所が辛かったら周りに助けを求めてみてはどうでしょうか。
それでも助けてくれなかったりしたら自分の居場所を疑ってみてはどうでしょうか。そこは本当に自分のいたい場所でしょうか。
自分の体は、自分の行動に対して一番信頼してます。だから自分の体は守ってほしいです。だからもう一度本当の自分の居場所について考え、そして本来いるべき居場所に”いこうよ”。そんな曲でございます。
まとめ
以上です。BUMP OF CHICKENの「望遠のマーチ」。歌詞を考察していったら自分の居場所について描いた曲だと分かりました。更に現在でいうブラック企業の問題に繋がっていきました。
そしてブラック企業に限らず、様々なところで自分の居場所というものがあります。この曲をきっかけにもう一度自分の居場所について考えてみてはどうでしょうか。
自分の体はとても大事で、壊してからでは遅いです。自分の体を第一に考えてみてはいかがでしょうか。