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ちゅーちゅー(ねずみ)による音楽情報ブログ。歌詞やライブだけでなくMVの世界観やストーリーにも注目するブログです。

くるり「東京」歌詞を考察。リアルな上京の状況を描いた曲

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くるりの「東京」。レビュー曲でありそしてくるりの代表曲でもあるこの東京。この東京は様々な解釈が出来る曲であり、ただの上京曲ではない。

そんな東京の歌詞を私が考察していきます。

 

 

1.好きだった人へのメッセージ?

この東京はタイトルの通り上京ソングですが””というワードがたくさん登場することから失恋ソングでもあります。サビでは”君がいないこと””君がいるかな”という歌詞が出てきます。自分は東京で元気でやっているけど君はどうしているのかな?という心情や東京で生活しているとふと君を探してしまう...そんな気持ちが入っているようにも感じます。

また上京したからこそ余計に君を探してしまうとも言えます。地元ではなく東京の為、周りに友達など知人はほとんどいません。それだから寂しいし孤独も感じます。それだからこそ余計に自然に君を探してしまうのではないでしょうか。

2.リアルな東京の情景

他の上京ソングと比べくるりの東京はリアルな東京の情景が描かれています。例えば、"あい変わらず わけの解らないこと言っています"という歌詞です。この歌詞ではまるで東京の人は違う言語で話しているかのように言っています。この一つの歌詞で東京の人と自分は全く別の世界の人ということがよく伝わります。

更に”相変わらず”というフレーズから東京にはまだ慣れていないということが分かります。

これらを具体的に言うと、上京したての頃は何もかも初めてです。一人暮らしならではの家事もそうだし、初めて会う人、周りの店、風景など。初めて見るものばかりの為、まるで別の国にいるかのように感じます。

そして別の国にいるかの印象を受ける為、そこに住んでいる人、会う人も当然別の国にいる人かのように感じます。そして東京は流れのスピードがとても速く感じます。

地方では古い建物がいつまでも残っているのに、東京では次々と新しい建物ができていく。

地方では古い考えや儀式がずっと行われているが、東京では新しい考え、流行が次々と変化していく。

東京が別世界ということもそうですが、この流れのスピードに全く慣れなることはないことからも”あい変らず”という表現をしています。

3.東京に馴染もうとする主人公

しかし主人公は必死に東京に馴染もうとしています。例えば、"恥ずかし事ないように見えますか"という歌詞。上京した自分は東京の人から変に見られていないかを気にしています。上京して周りが別の世界の住人に見えようが必死に東京に馴染もうとする...そんなくるりらしい気持ちが伝わります。

思えば、くるりは京都から上京する際は実は青春18きっぷというJRの普通電車乗り放題の切符を使って、京都から東京まで新幹線や特急電車を使わず普通電車のみを乗って10時間くらいの時間をかけて東京に来たそうです。

そこまで東京に来たくるりだからこそ早く東京に馴染みたい気持ちがあったのではないでしょうか。

まとめ

以上です。くるりの東京は本人が上京したからこそ出てくる表現があり聞いていると情景がとてもリアルに浮かびます。東京での出会い、そして失恋して寂しいからこそ自然と探してしまう東京、流れについてこれない東京、必死に馴染もうとする東京...これらの情景をリアルに表現するくるりは流石だと感じます。